2007年02月11日

無批判の恐怖

あるある大辞典の捏造騒ぎも記憶に新しいのに、もっともらしく見せただけの似非科学に踊らされる人はどうして減らないんでしょうかねえ。


まあ、とりあえずこれ見てくださいよ。

2005年の記事です。
期限切れなので、ソースがリンク切れなのはご容赦のほど。

 【【社会】「科学って何ですか」 "バッテリー長持ちするシール"効果なしとして公取委が注意】
 http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1112322608/

 【GREEN HORNET:あなたは科学を信じますか?】
 http://blog.livedoor.jp/hmtk_nande/archives/18092842.html

携帯電話に貼り付けると、充電池の内部のゴミを分解して性能をあげるという触れ込みのシール「バッテリーロング」を発売していた「有限会社シンクスコーポレーション」。
この会社のそのシールに、効果が認められないとして公正取引委員会が景品表示法違反の疑いで注意を行ったという話。
この会社、大阪市の第三セクターがベンチャー事業として認定、お墨付きを与えていたために「公的機関まで騙された」と全国ニュースになりました。

注意を受けた会社のサイトはこちらです。

 【シンクスコーポレーション】
 http://www.thinx.co.jp/index.htm






で、昨日。

私の登録しているmixiのあるコミュに、こんな商品の宣伝トピが立てられました。

 【エコアス株式会社】
 http://www.ecous.jp/

エネループのエコイメージで大成功を収めているサンヨーあたりから、物言いがつきそうなデザインのサイトですがw
まあそれは置いといて。

なんだろう、言ってることがシンクス社と同じじゃん?

で、検索してみた。



まずは会社所在地。

 【会社概要 : エコアス株式会社】
 http://www.ecous.jp/profile/

>『所在地 〒530-0047 大阪市北区西天満6丁目2番17号』

 【有限会社シンクスコーポレーション / ビジネスプラザ出展者 / 第3回ケータイ国際フォーラム】
 http://www.itbazaar-kyoto.com/cgi-bin/exhibitor_view.cgi?91

>『所在地 530 - 0047 大阪市北区西天満6ー2ー17』

   
   '`,、'`,、('∀`) '`,、'`,、



で、次はそのサイトの実験検証結果をチェック。
とりあえずひとつだけ。
両社のサイトの検証結果ページ、よっく見比べてみてくださいな。

  【測定試験にて実証済み : e-moreのご紹介 : エコアス株式会社】  http://www.ecous.jp/emore/effect.html
 ☆web魚拓 (全部のページで魚拓撮ったw)
 http://megalodon.jp/?url=http://www.ecous.jp/emore/effect.html&date=20070211035628

 【シンクスコーポレーション】
 http://www.thinx.co.jp/test_report_1.htm
 ☆web魚拓
 http://megalodon.jp/?url=http://www.thinx.co.jp/test_report_1.htm&date=20070211035830

>◆中古携帯電話の稼働時間および二次電池出力電圧変化の測定試験
>測定:久留米工業大学工学部


あれ?題名も同じ?検査機関も、数字も期間も全部同じ?
グラフの図柄変えてあるだけで、まんまじゃないかw

うわー、製品名とパッケージと会社名だけ入れ替えて、売れ残り処分する気か二匹めのドジョウ狙いか。

もちろん、これだけでインチキとはいえないかもしれない。
万が一というレベルの話だけど。
シンクス社のサイトにも、

////////////////////////////

>調査の結果、相談依頼時に提出した商品表示の根拠となる自社試験測定結果資料が、景品表示法の客観的に実証された合理的な根拠として認めるには不充分であるとのことから、平成17年3月30日に非公表の口頭による注意を受けました。
>当社は、この結果を真摯に受け留め、第三者による客観的な製品性能の実証に努力致し、国内外の大学や測定機関での良好な試験結果を得るに至りました。


////////////////////////////

とあるし、注意を受けてからの実験結果であるような説明されていますから。


・・・でも、それじゃ経年劣化試験の時間的要因が矛盾するんだけどね。
・・・注意を受ける前の実験結果をそのまま出しておくのは、確信犯といわれても言い逃れしにくいよなあ・・・w


 【シンクスコーポレーション:◆中古携帯電話の「連続待受時間」の長時間測定比較 】
 http://www.thinx.co.jp/test_report_4.htm


どう見ても同じか、関係の深い会社による二番煎じをねらったイカサマ商品ですよね。
会社所在地まで同じままだし、2005年に公正取引委員会から景品表示法違反の疑いで注意されたことに、何の反省もないとんでもない会社のようです。


「イメージが悪くなったから改名して再出発したんだ、商品は注意を受けた後改良したんだ」というのなら、努力した結果改良されたんだとシンクス社のサイトで明言している以上、そこで新しい実験結果と以前の商品の実験結果を併記して堂々と商売したらいい。
それをしないで、会社名を変え、「新発想」などと全く新しい商品であるかのように装って発売する根性は商売人としてどうなんだ。

検索はじめて10分足らずでわかるこの胡散臭さ。
なのに、「買っちゃいました!」とか「効果あります!」「実感しました!」とか言っちゃってるおめでたい人がmixi内にもコロコロいて、コーヒー噴くかと思ったわ。

それこそ、冒頭の2005年のニュースに出てくるシンクス社営業部長と同じ発想で、「お守り」として売り出してたら文句は言わない。
「貼っとくと、ここ一番の時に充電池がもつかもしれない、霊験あらたかな御札シール・巫女さんバージョン」
とかいって秋葉原で売ってたら、ヲタが喜んで買うかもしれない。いっそメイド喫茶で作って売ったらどうだ。

だが、これは一見科学的であるかのように装って、騙して売ろうという魂胆が透けて見える。
まさに似非科学もいいところ。



騙されて(?)買っちゃった人にも言いたい。

エコロジカルな考えを持ち、そこで自分に何が出来るだろうと気にかけて生活することは、今の時代大変重要で尊いことですが。
詐欺的な商品を無批判に受け入れてイカサマ師に利益を与えるようなことは慎まねばならないとは思いませんか。
(真っ当な、きちんと理屈と道理の通った環境関連企業まで、色眼鏡で見られてしまうようになりますからね)


最初少しは批判的な目で見て、理屈に納得がいくまで無批判に受け入れることを控える。
その重要性は、先日の「あるある大辞典捏造騒ぎ」で少しでも感じることは出来ませんでしたか。

イメージだけで、理屈や道理を考えることもなく無批判に受け入れてしまっていませんでしたか。
環境問題って、理屈と道理の自然科学の分野ですよ?


サイトで堂々と「チーム・マイナス6%に参加しています」なんて書いてあるから、信じてしまったのかもしれませんが。

チーム・マイナス6%参加企業・団体規約にはこうあります。

////////////////////////////

 【チーム・マイナス6%に参加しよう】
 http://www.team-6.net/

■参加資格の取消
9.
事務局は、団体チーム員が次のいずれかに該当する場合、当該団体チーム員の参加資格を取り消すことがあります。
(1)倒産、解散したとき
(2)「チーム・マイナス6%」の趣旨に明らかに反するような行為を行ったと認められるとき
(3)活動を強制したり、疑わしい行動で利益誘導を行ったと認められるとき
(4)法令や公序良俗に反する行為をしたとき

(5)団体チーム員が本活動規約または「チーム・マイナス6%」ロゴマーク使用規約に違反し、事務局による是正勧告に従わない場合
(6)その他、地球温暖化対策推進本部の信用を傷つける行為を行ったと認められるとき


////////////////////////////

こういった企業から参加要請があった際、チーム・マイナス6%運営事務局はどういう調査、判断をするのでしょうか。

必要書類の解説ページを見ると、書類上の処理しかしていないようですが。
その調査の実際を聞いてみたい所ではあります。
その辺は確認した上で、信用されましたか?

 【チーム・マイナス6%に参加しよう】
 http://www.team-6.net/corporation_flow.html

有名だから安心、だなんて思いませんでしたよね。
有名人や有名な団体と関連が深そうに見せるのは、信用を得るためのテクニックですよ。

宗教団体とか健康食品とか。
思い当たるでしょ?ファ●テンとかゲル●ニウムロ●ラーとかパワ●フォ●リビングとか統●教会とかアレとかソレとかコレとかw



ということで、

以前シンクス社の効果なしを特集で報道をしたMBS毎日放送、
注意したにも関わらず無視して同種の商売を続けられてしまった面子丸つぶれの公正取引委員会、
こういうインチキ商売の通報先で一番の大手、国民生活センター、
その参加にあたっての調査・審査・規約の遵守に疑問符が付けられてしまう恐れのあるチーム・マイナス6%運営事務局。

直接問い合わせて見たい方のために、それぞれの相談窓口載せておきますね。

◆MBS毎日放送 VOICE(左下にメールアドレス)
http://www.mbs.jp/voice/

◆公正取引委員会へのご意見・ご要望フォーム
https://www.jftc.go.jp/goiken/input.html

◆NCAC:消費者トラブルメール箱(国民生活センター)
http://www.kokusen.go.jp/t_box/t_box.html

◆お問い合わせ | チーム・マイナス6%
http://www.team-6.jp/contacts/index.html
  
  
  
posted by 福島の人 at 22:20| 福島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | デジ物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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