2005年09月12日

3代目 マツダ ロードスター

3代目ロードスター、乗ってきました ゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚

・・・とはいっても、試乗車が無くて、ホントに『乗っただけ』なのですが。(´・ω・`)

取材先の近所にマツダのディーラーがありまして、実車を外にディスプレイしていたものですから。

以下、あくまでも個人的な感想
車選びなんてほんとに個人のエゴ。あくまでそういう意見もあるということでひとつよろしくお願いします。


◆外観
パッと見、明らかにでかくなった感触はあります。

大きくなったとはいえ実寸はそんなに違わないのであまり気にしていなかったのですが、実寸以上のインパクトが感じられるデザインです。
(営業氏もそれを察したか、盛んに『大きく、重くなった印象は走り出せばまったく感じません』と強調してましたw
じゃあ試乗させて欲しかったな。残念。)

膨らんで筋肉質になったフェンダーアーチ。初代の清潔感あるリアセクションの造形からすると、ちょっと押し出しの強くなってしまったリアからの眺め。

これは名前はロードスターとはいえ、まるっきりの別カテゴリーに移ってしまった車のように見えます。


今までのロードスターが、昔のテンロク走り屋ブームのような、やんちゃで気軽な感触の残滓を与えるものであったとすると、
今回のは『ちょっと海外メーカーのオープンを意識したプレミアム志向の長兄』といった感じ。

まあ、これはあくまでも外から見ての第一印象。近くによって、触りながら見る限りではそんな印象も多少は薄れてくるんですけどね。


全体的な作りこみはやはり一車入魂、すばらしいものがあります。

フロントデザインはちょっと間の抜けた印象ですが、プロジェクターヘッドランプの内部はなかなかにメカニカルな造形。近くによって見れば、これはこれでアリだと思わせる仕上がり。

営業氏によれば、開発段階からRX-8のような押し出しの強いデザインにする案が根強くあったようですが、ロードスターはそんなキャラクターではないと却下されたとか。

う〜ん、でも、RXシリーズほど攻撃的な顔はしんどいけど、だからといってここまで遠目に間の抜けた印象を与える顔というのも・・・(悩
フロントのエアロパーツ交換するとまた印象もかわるかしら?

なお、このフロントバンパー(フロントノーズ)。フロントフェンダー前部からヘッドライト取り付け部のあたりまですべて一体で作られており、交換時にはフロントマスクをまるごと交換するような作業となります。
パーツ代もちょっと嵩みそうです。
(MAZDA SPEEDの純正オプションで、フロントノーズの部品単体で12万9千円…。
・・・工賃いくらよ? (;・∀・) )


◆幌
折りたたみ式の幌を見ると、雨漏りやドア開閉時の雫の進入を防止する細かな細工がしてあり、『さすが、わかっていらっしゃる』と感心。


普通、幌型の窓は、ウェザーストリップというゴムに窓を押し付けて密封を保つわけですが、今回のロードスターは、圧着部分に段差が作ってあり、ウェザーストリップ上部の一段奥で圧着されるよう細工してあります。

また、幌材自体も、窓の上部にバイザーのようにリブがかかるような加工がしてあり、窓とウェザーストリップの圧着部分に水がかかりにくい構造になっています。
(幌材がバイザーのようにとありますが、ほんの数ミリかぶさっているだけですので、デザイン上の不自然さは感じません。)

これだと、雨天で屋根の上に水滴が乗った状態でも、ドアの開閉で肩口に雫が落ちてくることをかなり軽減できるでしょう。

幌の構造も一新され、幌の開閉時に幌を固定するロックが、ルームミラー上部に一個のみというセンターロックになりました。

今までは屋根の左右にあるロックを、身体を伸ばしてよっこらせと外していましたから、これは楽ちんです。


ルームミラー上部にロックなどがあると、頭の上がゴテゴテしてしまわないか、オープン時の処理が気になりますが。
ロック機構自体は幌側についており、ピラー側フロントヘッダーにはロック受けがあるくらい。

サンバイザーもピラーに埋め込まれ、一体感を損なわないようなスリムなデザインがされており、心配されるようなゴテゴテ感はまったく感じられません。


幌のたたみ方も、今までは幌が前方からのけぞるようにして後ろに開放されていました。
そのため、急な雨天やホコリっぽいところだと屋根の内側が汚れてしまい、専用のトノカバーがどうしてもほしかったわけですが。

今回からは『屋根の天井部分がそのまま幌収納部の屋根になる』Z型折り畳み構造
トヨタMR-Sではもともとこうですが、これだとカバーをかける必要も無く、車内からでも屋根の開閉を完結できて大変使い勝手が向上します。


高速走行時に幌がばたつくのを抑える加工が内側から施してあったり、カタログでは目立たず、きっとどこの雑誌も取り上げないだろう細かな配慮がてんこ盛り。

このあたりは、道具としての使い勝手、利便性をレベルアップさせた、まさに正常進化

作っている自分たちで使い込み、ユーザーや外からの情報を吸い上げていないと、こういう発想は出てきません。すばらしい。(*^ー゚)bぐっじょぶ。



◆内装
せっかくほめたのに、急にけなしてしまうのは心苦しいのですが・・・。

『高級感ある一体感を重視したデザイン』と謳うのはいいのですが、ダッシュパネルに張られたパネルこそそういえるものの。

センタートンネルやセンターコンソールの材質が妙にプラスチッキーで、デザインに負けてしまっています。

幌や内装材パネル、レザーシートをタンカラーにした高級仕様に『VS』というグレードがあるのですが、これなどはセンタートンネル、センターコンソールにタンカラーレザーを張るわけではなく、ただプラスチックがタンカラーなだけ。

思わず営業氏に、『シートと幌だけ別売りしませんか?』と聞いてしまったくらい。


これなら、かなり割り切って、素っ気無いほどシンプルだった初代や2代目のほうがよほど潔い。


BOSEのオーディオユニットなども準備して高級感をアピールしてますが、そもそもこの手の幌車に乗る人は、あまりその辺重視してないもので…。

別に走り屋でもない人でも、『幌だとうるさい、音楽はポータブルプレイヤー持込』と最初からオーディオ外してる人がたまにいますから。

そういえば私も、もう3ヶ月近くオーディオスイッチ触ってないような気が…。真夏の一番暑い時期に放り出していたけど、中のCDは大丈夫なのか (((( ;゚д゚)))アワワワワ


今回は中高年にもアピールしたいとのことですが、高級志向が中途半端というのは、乗っていて辛いと思う。

普通の車に乗っている層にアピールするには、こんなことも必要なのかなあ…。
それとも、私の周りだけがおかしいのかしら…。


座ってみれば、大きくなった分がここに割かれたのか、センタートンネルが恐ろしく太い。
スポーティカーらしく大腿部の周囲は適度にタイト。これはなかなか。

ところが、残念なのがシート。
サイドサポートの張り出しと硬さが足らず、足がせっかくホールドされているのにシートのホールドが弱い。

プジョー205に比べて悪くなったと酷評される、セダンベースの206のほうが、よほどしっかり支えられている感じがします。この辺は腐っても(失礼)フランス車でしょうか。

営業氏によれば、『上半身の開放感があるでしょ』ということらしいのですが。
バケットシートほどはいらないけれども、ある程度きちんと身体がホールドできないシートは明らかに辛い。
下半身のタイトさとシートのホールド不足がかなり不自然な感触。

初代デミオで、当時のコンパクトにあるまじき感触のいいシートを出してきたマツダだけに、もう少しこだわってほしかった・・・。


意外だったのはフロントウィンドウ。
『ちょっと大きくなってウィンドウが寝てしまった、三角窓部分にもガラスが入った』というので、開放感が損なわれるのではと思っていましたが、台形の上部がかなり小さく感じるような作りになっており、座った感じの開放感はやはりロードスター。
実際には、ウィンドウ自体をちょっとだけ手前に持ってきて、傾斜も立ててあるそうな。

やはり、直に見ないとわからないものですね。

三角窓も視界にはあまり入ってこず、視界に圧迫感はほとんど感じません。
ガラスを通して外を見ているのではなく、視界の中にフロントガラスがある感じと言ったら、わかりやすいでしょうか。
これは206のような、グラスエリアの広い車に乗っている身からすると非常にうらやましい。


トランクは広くなりました。

ラウンドシェイプがきつくて横の広がりに不安はありますが、そのかわり縦方向に広くなったような。

緊急用のスペアタイアを排除、パンク修理キットを積むことで、ジャッキ、スペアタイアのスペースがほとんど丸ごとラゲッジになっています。深さが十分あるので、週末にビールをケース買い、その上でほかに買い物しても大丈夫そうです。


◆まとめ
実際見た感触としては、
   ◇ 内装の中途半端な高級感はマイナス、
   ◇ 使い勝手の部分は大幅プラス、
   ◇ 総合的には、『これはこれで大いにアリ。シートさえ何とかしてくれたら』
という感じ。

けなしてしまっているようですが、そうした部分はいわばおまけの瑣末な部分。

基本となる『オープンカーとしての本質的な部分のレベル』は相変わらず高く、作り手の工夫や努力が感じられる最近の日本車には珍しい車。

今までも普通の使い方なら特に不満のなかった車体剛性もさらに高まっているということですから、走りも含めた完成度は高いものと思います。(←希望入ってますw ああ、試乗で外を走りたかった…)


価格的には、5速マニュアル(MT)なら220万円から買える。欲を言えば、ベースグレードは200万を切って欲しかったところですが…

マニアックに6速MTやLSDなどの性能部品を求めず、オープンの開放感と気持ちよさ、ほかに比べればだいぶマシになった利便性を味わうのなら、ベースグレードをドレスアップしたり、シートを変えるなどして楽しめばいいと思う。それで十分満足できるはず。


◆蛇足
最近の日本車はどれもそうですが、最初からオプションありきの設定で、後付で稼ごうという車が多いなあ…。
あまりにパッケージ化するのもどうかと思うけど、『うちの考えるこの車種の、現在の理想の形はこれ!』という自信みたいなものを感じたいなあ。

−−−−−−−−−− キリトリ −−−−−−−−−−−

<<追記>>
同じオープン乗りの友人から、長い上に字が詰まっていて読みづらいとツッコまれてしまいました・・・。

CSSで指定してみたんですが、どうもこのテンプレートだとうまく認識してくれないみたい。
一応、改行を増やしてみたので、あとはブラウザで大きく表示してくれたりするとありがたいです。<(_ _)>
posted by 福島の人 at 20:54| 福島 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うはwwwwwのまネコの件で来たのに、まさかこんなエントリーに出会うとは・・・
自分はNA6の初期型から206XSに乗り換え。で、3代目はどうもフロントフェンダーがどうにも気になる。
Posted by 773 at 2005年09月14日 03:35
◇773さん
うはwwwwwwww 幸せな乗り換え暦ですね ъ( ゜ー^)♪
どちらも、ハンドリングの感触のよさでは定評のある車ですもんね。

やはり、ある程度まとまったお金を払う以上、楽しく運転できませんと。

3代目は、確かにおっしゃるとおり、フロントマスクの素っ気無さと、押し出しの強いフロントフェンダーが微妙にアンバランスな気はします。

リアフェンダーが押し出し強いのはかっこいいのですけどねえ。

リプレイスバンパーの品揃えに期待ですw
Posted by 福島の人@206cc at 2005年09月14日 18:15
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