アルコール薬物問題の全国組織、『NPOアルコール薬物問題全国市民協会(ASK)』が、のまネコを販促に使うことに対して反対を表明、『イッキ・アルハラ防止のページ』にてことの経緯や、これまでに寄せられた意見を公表しています。
【特定非営利活動法人 NPOアルコール薬物問題全国市民協会(ASK)】
http://www.ask.or.jp/index.html
【上記『イッキ飲み・アルハラ防止のページ』】
http://www.ask.or.jp/ikkialhara.html
もちろん、AAについて剽窃の云々を問う内容ではありませんが、我々からすれば、いわば別件からの絡め手で実質的勝利を目指す方策。
それにしても、ここで挙げられている電話やメールの記載は、自分がavex社員であったら驚愕のあまり卒倒するような記載です。
いや、反対意見の内容ではなくて、その年齢層に注目。
記載があるもの、文章から読み取れるものを見ても、ほぼすべて大学生から30代までに集中しております。
一体どれだけのメール、電話から抜粋したのかわかりませんが、この年齢層はもちろんavexの主要なターゲットといえる層。いかにその一大市場から反感を買っているか、図らずも明らかになった格好です。
そして、9月13日付けで、ASKではエイベックス本社社長宛に緊急要望書を送付。
ネット上の一ユーザーではなく、曲がりなりにも全国組織のNPO法人からの公式な要望書。
まともな返答があれば公表されるでしょうが、対応を誤れば、不適切な飲酒を扇動する不道徳な企業としてのカラーがリアルで定着する一大事。
もうひとつの一大市場、中高生をはじめとした低年齢層へのプロモーションにも多大な影響が予想されます。
しかも、こうした団体は、継続的に問題ありそうな企業や団体を監視しますから、ネット上で火消しが成功したとしても、いつまでもくすぶり続けて再燃を待つ、大変な火種になります。
ねぇ、avexさん。
これ、
『NPO団体などから大変ごもっともなご批判を頂戴し、不適切な題材でプロモーションを行いましたことをお詫びいたします』
とかいって、謝罪と使用自粛に応じたほうがいいと思いますよ。
そのときにNPOからの批判を主な自粛動機とし、
後付のようにサラリとのまネコの商標権など放棄、著作権もオリジナルではないと同時にあきらめてしまえば、『あくまでもプロモーション方法を誤っただけ』というポーズをとって事態を収拾することができます。
(ネット上では指差して嘲笑されると思いますが。)
もちろん、我々のようなAAユーザーからすれば実質的勝利ですが、ネットの声に押されて…という不名誉は、公式には残さないで済みます。(悪評はもうあきらめましょう。身から出た錆です)
この辺で手を打たないと、大手NPO団体が先鞭をつけた不適切飲酒のみならず、より多方面から叩かれるおそれが多分にあります。
水に落ちた犬は叩かれる。
対応を誤った雪印などの企業が、本来の罪状以上の社会的制裁を受けて沈んでいく姿、ニュースでいくらでも見てきたではありませんか。
雪印なんか悲惨ですよ?
なんせ、大多数の工場は適正に仕事していたものを、社長がキレたおかげでマスコミ総叩きの一大十字砲火食らって、北の大地に沈んで浮いてこれないんですから。
ここいらで考え直しません?